声を、見せて。

⾒えないと
分からない。

あなたの⼝元が⾒えないマスクは
思ったよりも⼤きな壁になっています。
とくに聴覚障害者にとって
⼝の動きや顔の表情はとても⼤切です。
相⼿の伝えたいことが分からないまま
多くの⼈たちが取りのこされています。
わたしたちのコミュニケーションを
もっとクリアにするために。
いまこそ、あなたの声を⾒せてください。

新しい生活様式における
マスクの着用が
聴覚障害者の
コミュニケーションの壁に

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために「新しい生活様式」として明記された「マスク」の着用。それは口の動きや顔の表情も見ながら相手の言いたいことを読みとる聴覚障害者にとって大きな壁となっています。いまも多くの人が「話していることが分からない」どころか「話しかけられていることすら分からない」という不安を抱えて生きているのです。

たとえば、こんなシーンで聴覚障害者は困っています

  • お店などの接客を受ける場所
  • 学校や塾など教育を受ける場所
  • 聴覚障害者が一緒に働く職場など

わたしたちは、こういったケースにおいて次のような方法でコミュニケーションをサポートします。

  • 空中に文字を書いたり、ジェスチャーなど身体を使って表現する。
  • 紙やホワイトボードを使った筆談で伝える。
  • 音声認識アプリやチャットなどスマホやPCを活用する。

しかし、このようなアプローチには慣れやノウハウが必要です。

そこで、まずは「口元や表情が見えないことが問題になっている」との事実を広く知っていただくために。そして、根本的な解決策を一緒に考えるきっかけをつくるために。導入コストが低く、だれもが気軽に扱え、口元を見せることができる「透明マスク」を配布するプロジェクトを立ち上げました。

1万人を透明に

透明マスク1万枚を
無償で配布します

新型コロナウイルスの危機を乗りこえるためには全員が一丸となって戦わなければなりません。
だからこそ、だれひとり置きざりにしない新しい生活様式がこれからの時代には必要です。

世界で約4億7,000万人にも達する聴覚障害者のコミュニケーションをすこしでもクリアにしていくために。
本プロジェクトでは1万人分の透明マスクを聴覚障害者と関わる人たちへ無償で配布します。

「透明マスク」が完璧な解決策だと言いきるつもりはありません。
しかし、聴覚障害者に差しせまる現状をより広く知ってもらうのはもちろん、
改善していくきっかけになってくれるものと信じています。

当事者の声

「マスク、とってもらってもいいですか?」
と、⾔いたくてもガマンして、
ガマンして、ガマンしているんです。

この⾔葉は実際に聴覚障害者から聞いた⾔葉です。
そんな実際に口元が見えず困っている
当事者の声をご紹介します。

STORY01

誰が話しているのかさえ
わからない

京都市立二条中学校 難聴学級のみなさん

マスクをつけるようになってから、友だちとしゃべるのが急に大変になりました。マスクで口元が見えないから、誰が話しているのかさえわからないこともあります。

そんな時、会話を遮って「何て言った?」と聞き返すのはすごく勇気がいります。むしろ言えなくて我慢してるときもあります。困っている人の気持ちがわかるので、ぼくたちは周りに気を配ってフォローしてあげるようにしています。

京都市立二条中学校 難聴学級のみなさん
STORY02

もっと
気軽な会話がしたいです

うさささん(イラストレーター)

読唇術で相手の言いたいことを予測し会話をするのですが…マスクの普及により口や表情が見えにくくなってしまいました。お買い物の時も「ポイントカードはお持ちですか」「袋は要りますか」「あたためますか」など、聞かれることが多いと今どれを話しているかも分からず不便です。またマスクをしていると、保育園の先生や病院の先生との会話方法が筆談しかありません。筆談だと時間がかかるのが手間で、気軽に会話ができなくなってしまいました。

うさささん(イラストレーター)
コロナによる耳がきこえない人への困りごとを漫画にしてTwitterへ投稿すると、多くの方の反応・共感がありました。

爆音コンビニ 「DEAF-MART」

声が聞こえない中でのコミュニケーションの難しさを
自分事に感じてもらえるように。
声が聞こえない日常を体験できるイベントを⾏います。

爆音コンビニ DEAF-MART

世界の
コミュニケーションを
もっとクリアに
するために

透明マスク1万枚を無償で配布します

これからの聴覚障害者のコミュニケーションをもっとクリアにする解決策が「透明マスク」なのだと言いきるつもりはまったくありません。しかしながら、全国の施設や団体などへ無償でお届けする1万枚の透明マスクは、聴覚障害者に差しせまる現状をより広く知ってもらうのはもちろん、改善していくきっかけになってくれるものと信じています。

たとえば、話しかけるときに手を振ってみたり、筆談を効果的に取りいれてみたり、聴覚障害者と向きあう上でさまざまな工夫の仕方があることに気づいてもらえる機会になるかもしれません。衛生面や機能性の観点から、透明マスクではないまったく新しい技術やアプローチに関する議論が加速していくことにも期待しています。

むしろ、聴覚障害者だけではなく、世界全体のコミュニケーションをもっとクリアにするためにはどうすればいいのか。本プロジェクトをとおして、すこしでも多くの人たちといっしょに考えていけたら嬉しいです。障害の有無や差異といった壁さえもクリアにして。

配布する透明マスク

本プロジェクトで無償配布する透明マスクは「表情が見える使い捨てマウスシールド マスケットライト」です。

商品名:マスケットライト
製造元:株式会社旭創業
内容量:1箱 30枚入
商品概要:表情の見える、使い捨て透明衛生マスク「マスケットライト」
原材料:PET(本体)、ポリエステル・ポリウレタン混合(掛け紐)
より詳細な情報は公式サイトをご覧ください。

透明マスクの利用シーン

オフィスCase01
仕事を依頼したり、相談をしたり。毎日のコミュニケーションも、⼝元が⾒えなければ聴覚障害者にとってはわかりづらく、むしろ話しかけられていることにさえ気づかないかもしれません。オフィスや工場などの職場で、透明マスクは役⽴ちます。
学校Case02
学校でのコミュニケーションは授業だけではありません。休み時間や給食など、友だちと過ごす時間も、学校生活を豊かにする大切な時間です。学校で取り残されることがないように、透明マスクは聴覚障害のある子どもたちの助けになります。
お店・飲食店Case03
普段何気なくおこなっている注文やレジでのやりとりも、口元が見えないだけで想像以上に複雑になります。「何かお困りですか?」とかけた声も、相手に届いていないかもしれません。口元が見える透明マスクは、全てのお客様への思いやりとなります。
Case03

応募⽅法

ご応募いただいた方へ、透明マスクを無償で配布いたします。
下記、応募条件をご確認いただき、フォームからご応募ください。

応募条件

下記いずれかに該当し、日本国内で郵便物・宅配物の受け取りが可能な方

  • 聴覚障害者の⽅、もしくは当事者と関わりのある⽅(家族・親戚、団体など)
  • 聴覚障害のある⼦どもが通う学校または企業の⽅
  • 本プロジェクトにご賛同いただけた⽅
第一次 応募期限:
2020年11月17日〜2020年12月15日

※応募数が予定を⼤きく越えた場合は抽選とさせていただきます。
※マウスシールドの数に余裕があった場合、第⼆次募集をおこなう予定です。

注意事項

  • 透明マスクの感染症防止の機能について確証する実験や論文は少なく、衛生面での議論の余地があります。本プロジェクトではそれぞれの場所でコミュニケーションの最適な方法を協議するきかっけを作ることを目的としています。その点をご理解の上、お申し込みください。
  • 本プロジェクトを通じての「感染した」などの事象には一切の責任を負いかねますのでご了承の上、自己責任でのご応募をお願いいたします。
  • 無償提供を受けた透明マスクの転売や商用利用についてはお断りします。
  • なるべく多くの団体へ届けたいため、応募枚数についてはご希望に添えない場合がございます。
主催

NPO法人 Silent Voice

「“⾳のない声”を社会のなかで⾒える化したい」Silent Voiceの社名にはそんな想いが込められています。「聞こえる聞こえない」という違いに向き合い、実際に様々な課題を解決してきた私たちにしか提供できない価値を追求することで、コミュニケーションの壁とたたかう⼈たちの⼒になりたいと考えています。
https://silentvoice.co.jp/

Silent Voiceのコロナ禍での活動例
聴覚障害のある⼦どもたちへの
オンライン授業の無償提供

コロナ禍でコミュニケーション機会が減ってしまった全国のろう・難聴児へ、オンライン対話学習の授業を無償提供しています。
https://www.lp.silentvoice.co.jp/kotoba

聴覚障害者の働く職場改善
コンサルティング

コロナ禍で生じた働きづらさやコミュニケーションの課題解決を専門知識を持ったコンサルタントがバックアップします。
https://silentvoice.co.jp/service/deaf-biz/

Message

メガネは視力が低くて困っている人が自らの意思でメガネを着用して解決することができます。しかし、コミュニケーションの問題はそうは行きません。自分がどれほど努力したとしても相手に無視されたという結果で終わることもあります。コミュニケーションは人と人の共同作業であるからこそ、このプロジェクトをきっかけに知ってもらうこと、聞こえる人も聞こえない聞こえにくい人も、新しい思いやりの表現にチャレンジしていく必要があると思っています。

理事 CFO 宮田 翔実(ろう者)

理事 CFO 宮田 翔実(ろう者)理事 CFO 宮田 翔実(ろう者)

私たちは、聞こえる人と聞こえない人が半数ずつで働いている会社です。その中で双方が尊重し合う文化を持たなければ仕事が進みません。しかし、多くの会社では聞こえない・聞こえにくい人は圧倒的少数であり、その少数の人が困りごとを知ってもらう・対応してもらうために、大きなハードルがあることを知りました。このプロジェクトでは少数派の困りごとに関心のない人にも如何に気づいてもらい、人が生きていくために欠かせないコミュニケーションの改善のきっかけにして頂けるかにチャレンジしました。課題や解決策は常に1つではありません。多くの場所で対話が生まれ、関係性が前進することを願っています。

代表理事 CEO 尾中 友哉(聴者)

理事 CEO 尾中 友哉(聴者)理事 CEO 尾中 友哉(聴者)

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